脱サラ1年目での建設業許可取得は可能か?
建設業許可取得の要件
建設業許可を取得するためには、厳しい要件を全てクリアする必要があります。
全ての要件を満たすことは容易ではありませんが、ただ逆に言えば、要件を満たすことさえ出来れば誰でも許可を取得することは可能ということです。
脱サラ1年目で許可を取得出来るか?
とはいっても、脱サラ1年目で許可を取得することは現実的にはかなり難しいと言わざるを得ません。
なぜなら、許可取得の要件の一つである『経営業務の管理責任者』には、最低でも5年の経営経験が必要になるからです。
また『専任技術者』の要件においても、業種に対応する資格を持っていない場合には最長10年の実務経験が必要となります。
脱サラ1年目でこれらの要件を満たしている方はかなり稀でしょう。
脱サラ1年目で建設業許可を取得するには?
では、脱サラ直後に許可を取得することは不可能なのかというと、決してそんなことはありません。
『経営業務の管理責任者』の要件を満たす人物を取締役等として迎え入れる、あるいは『専任技術者』の要件を満たす人物(有資格者等)を雇い入れる、といった方法をとることで許可を取得出来る可能性が出てきます。
もちろん適任者を探すこと自体決して簡単なことではないですが、起業直後少しでも早く許可を取得したいという方は検討の余地がある方法といえるでしょう。