橋の建設
2種類の架け方
橋の架け方は大きく分けて2種類あります。
最も一般的なのが『ベント工法』と呼ばれるもので、下部にベント(支え)を設置して、その上にクレーンなどで橋梁を架けていく方法です(その後ベントは撤去します)。
もう一つは『張り出し工法』と呼ばれるもので、1本の橋脚の左右両側に、やじろべえのようにバランスを取りながら橋桁を架設していく方法です。
深い谷、流れが速い川、交通量の多い道路上など、ベントを設置するのが困難な場所に適した方法です。
材料、形状による区分
橋の種類は材料によって区分することが出来ます。
- 木橋
木で造られた橋で、徳島県祖谷のかずら橋などが有名。 - 鋼橋
鋼材で造られた橋で、日本で多く見られるタイプ。 - 鉄筋コンクリート橋
その名の通り鉄筋コンクリートで造られた橋。 - PC橋
コンクリートに緊張力を導入して強度を増した構造の橋。 - アルミ橋
アルミで造られた橋。
アルミは腐食せず、軽くて強度が高い点が特徴。 - FRP橋
繊維で強化されたプラスチックで造られた橋。
次に、形状による区分です。
- トラス橋
- アーチ橋
- 斜張橋
- 桁橋
- ラーメン橋
- 吊り橋
国土交通省 北海道開発局『釧路建設開発部』より