10種類の民間土木工事
国土交通省の『建設投資見通し』によると、土木工事では公共工事が約8割を占めています。
残る2割の民間土木工事には以下の10種類があります。
エネルギー関連
①発電用土木工事
主として電力会社が発注する工事です。
水力発電所、火力発電所、原子力発電所、太陽光発電所、風力発電所、などの種類があります。
②管工事
パイプラインを配管する工事です。
内陸にある油田と、石油輸出ターミナルや製油所を結ぶパイプラインも多く設けられています。
③電線路工事
電力会社が設置する電線の工事です。
輸送関連
④鉄道工事
主としてJRや民間鉄道会社が発注する軌道工事です。
ただし駅舎に関しては建築工事に分類されます。
⑤ふ頭・港湾工事
コンテナふ頭などの特定の用途を持つ港湾施設の建設や管理を、民間事業者に行わせる方式が導入されています。
民間会社が特定用途港湾施設の建設及び管理を行い、そのふ頭を船会社などに専用使用させます。
一方港湾管理者は、民間会社の事業計画や業務運営などの基本的事項について監督します。
⑥道路工事
民間不動産会社による分譲地開発に伴う新設道路や私道建設工事です。
土地造成、その他
⑦土地造成、埋め立て工事
主として不動産会社が建設する宅地や土地造成です。
⑧ゴルフ場建設工事
主としてゴルフ場運営会社が建設するゴルフ場造成工事です。
ただしクラブハウスの建設は建築工事に該当します。
⑨構内環境整備工事
工場や宅地内の道路、門、塀、植栽工事などがあります。
⑩その他
公園、広告塔、石油備蓄施設などがあります。